アメリカ横断記③~カジノとショービズの街ラスベガス!~

アメリカ横断

お金とエンタメのパラダイス!

ルート66を一旦離脱し、ハイウェイをひたすら北へ!目指すのは・・・

ラスベガス!

ですがその道のりはこんな感じ、

ラスベガスへの道のり

本当にこの先にラスベガスが・・・?

不安になるほど広がる荒野と砂漠。ちょっと地図を見てください。

実はラスベガスは砂漠のど真ん中にあります。

ハイウェイをまっすぐ進み、写真にあるはるか向こうの小高い山を越えると・・・

いきなり眼下に広がるラスベガスの街並み!

すげぇー!マジかよ!

感動しました。街の中心部へ向かうとそこには、

きらびやかで豪華絢爛なホテルの数々!

ピラミッドや自由の女神、エッフェル塔にメルヘンなお城まで!

世界のさまざまな国を模した巨大なホテルの数々には目を疑いました。

もはや遊園地やで!

豪華なホテルとカジノ、そしてショー!

ひとつひとつ紹介していきます。

(※この記事は旅をした2019年の情報をもとに作成されています)

ルクソールホテル&カジノ

なにはともあれ見てください。今回僕が宿泊したルクソールホテルがこちら。

ルクソールホテル

写真では伝わりづらいかもしれませんが、とにかくバカでかいです!

このピラミッド型のホテルは30階建て、その高さはなんと106m!(ギザのピラミッドは138m)

そして内部はどうなっているかというと・・・

ルクソールホテル内部

下から頂点までまるごと吹き抜けです!

下に見えるのは2階部分、ここにはショーが行われるステージの建物やレストランが入っています。

ルクソールホテルのステージやレストラン

ラスベガスのホテルはショーとカジノが併設されているのが特徴で、ルクソールホテルの場合は1階部分、写真で見えている2階フロアのその下がカジノになっています。

下から見上げるとこんな感じ。

ルクソールホテルのショーとレストラン

客室はピラミッドの4面に沿って斜めに積み上げられています。

ん?てことはエレベーターは?

そう!なんとエレベーターはピラミッドの4つの角を斜めに上がっていきます!楽しい!!!

僕が泊まった部屋は一番安い部屋でこんな感じ、

ルクソールホテル客室

さぞかし高いんでしょ?と思うかもしれませんが、実は素泊まり7600円と以外とリーズナブル

なんでもラスベガスのホテルは基本的にカジノで儲かっているため、部屋は安めに設定されているそうです。

夜に着いたため今夜はおとなしく就寝。実はラスベガスで何をするかはノープランでした。カジノ?ショー?

明日はとりあえずベガスをふらつきます!

豪華なホテルの数々

メインストリートの右にも左にも奇抜な巨大ホテルがたくさん!

ニューヨーク・ニューヨークホテル&カジノ
パリス・ラスベガス
エクスカリバーホテル&カジノ
ザ・ミラージュ

あれ!?ビートルズやんけ!

ホテルの上部看板にでっかいビートルズの4人が!?中に入ってみるとなんとこのホテル、

シルクドソレイユが The Beatles LOVE というショーをやってるらしい!

ビートルズの曲でサーカスするんか?歌うんか!?想像が膨らみます。

ノープランでベガスに来た僕。ショーはこれで決まりだ!といきたいのですが、実はもうひとつ気になるショーがありました。

それは宿泊したルクソールホテルで開催されていた、

Blue Man Group

のショー。

顔面青塗り謎の3人組によるパフォーマンスが面白いと評判で、日本のテレビでも度々紹介されていたのでその存在は知っていたのですが、まさかこんなところでお目にかかれるとは!

やべぇどっちにしよう・・・

ショーの時間はかぶっている、翌日にはベガスを出発しなければならない・・・

散々悩んだ末、ブルーマングループのショーを観ることに決めました。

ブログ的にはすみません・・・ですがこのブルーマングループのショー!鳥肌が立つほど興奮しました!

そしてラストは、バチバチのロックンロールでした!

Blue Man Group のショー

ルクソールホテル内のこちらの会場、無事当日券をゲットしいざ入場!

ブルーマングルプのショーの会場

顔面青塗りの謎の3人組は一言もしゃべりません。表情も変わりません。だからこその笑いと感動につつまれた圧巻のパフォーマンス!

そんなブルーマンのショーは2部構成でした。

第1部 - 爆笑コメディ!大道芸!

第1部は大道芸を交えたコメディタッチのパフォーマンスです。

まずは定番のマシュマロキャッチですが、その距離、速度、個数!すごいっす!

カラフルなガムボールをキャッチする男は、口から毒霧を履きキャンバスにアートを描きます。

一方真っ白なマシュマロを投げられた男は・・・?

オチが最高!表情が無い分動きで笑わせてくれます!これぞアメリカンコメディって感じがします。

次は大きなスマホを用いたコント。これも笑いました!!!

英語が分からない自分でも笑える。大人も子供も、全人類が爆笑できる最高の第1部でした!

第2部 - ドラムパフォーマンス

ここからがブルーマングループのロックな一面!

ブルーマングループは打楽器パフォーマーでもあります。それは単なるドラムセットではなく、筒やドラム缶など、ブルーマンオリジナルの打楽器。

そして最大の特徴は、リズムを形成するドラムではなく、明確な音階があること!ドラムでありながらリズムよく奏でられるメロディの躍動感たるや!

かっこいいぜ!

もちろんコメディな一面もあり、笑えます。

ロックな楽曲⑬ – Drumbone / Blue Man Group

最後にはギターやベースも参加しそのサウンドはストレートなロックンロール!

笑いと興奮で鳥肌が止まりません!圧巻のショーでした!

終わったあとにショップに行ったらご本人?がいらっしゃって写真を撮ってくれました。ありがとうございました。

ブルーマンご本人?

この方はもちろんステージにいた方だとは思うのですが、実はブルーマングループは3人ではなくオーディションがあり、それを勝ち抜いた精鋭たちが特訓の末、世界中に散らばって常設公演を行っています。

ベラージオの噴水

夜になるとラスベガスの街はより一層きらびやかに輝きます!

夜のラスベガス

その中でもとりわけ有名なのが、

ホテルベラージオの噴水ショー

ラスベガスが登場する映画などではよくこの光景が登場します。

夜中は15分おきに始まるこのショーは楽曲のレパートリーも多いのですが、僕が見たのは「ピンクパンサーのテーマ」と次の曲!噴水ショーの映像がYoutubeにありましたので、ぜひご覧ください。

ロックな楽曲⑭ – Fly Me To The Moon / Frank Sinatra

フランク・シナトラは1930年代から死去する1990年代末まで、長きにわたりアメリカのエンターテイメント界で活躍した歌手、俳優です。

多くの女性や女優と浮名を流したプレイボーイ。歴代大統領も含む広い交友関係。そしてマフィアとの深い繋がり・・・その生き様はまさに米国ショービズ界の帝王です!

この「Fly Me To The Moon」は1954年に制作されたジャズのスタンダードナンバーですが、その後ボサノヴァ風にアレンジされたものをフランク・シナトラがカバーして大ヒット、今なお愛される名曲となりました。

日本ではエヴァのEDも有名ですね

カジノ

ラスベガスに来たからにはカジノをやらねば!

そう思いルクソールホテルの1階、カジノフロアへ。(カジノは写真撮影禁止のため画像はありません)

映画やドラマでカジノが登場すると主人公はタキシードやスーツを着ていますが、実はドレスコードは必要ありません。軽装でOKです

とはいえ緊張するぞ・・・

というのも僕はギャンブルはまったくの素人です。パチンコすらやりません。正直興味ありません。

なので一攫千金を夢見るというより観光気分を味わいたいだけなので軍資金は3万円で。

フロントでチップに交換し、ルーレットの席へ!

カジノフロアではお酒は無料で提供されており、トレイにワインを乗せたボーイが歩いて回っています。映画で見たことあるやつや!

Hey!と声をかけコーラをもらいます。

下戸なんで
下戸なんで

ださいなお前

いざゲームスタート!

事前に勉強したココモ法とマンシュリアン法とかいう必勝法を駆使し、一時は10万円まで増えましたが、その後は負け続け3万円に逆戻り。

夜も更けてきたのでラストに3万円全額を1/2にBETして負け、軍資金0で終了です。

うん。それなりに楽しめました。おみやげにチップを持って帰り部屋へ。寝よ。

お金にちなんでこの曲を紹介します。

ロックな楽曲⑮ – Money / Pink Floyd

ロック史に燦然と輝くプログレッシブロックの名盤 、

Pink Floyd の「The Dark Side of the Moon」

ピンク・フロイド 狂気

1973年発表、邦題を「狂気」と名付けられたこのアルバムは、1曲目からラストまですべての曲が繋がっており、アルバム全体で意味を成すいわゆる「コンセプトアルバム」です。

その命題は、「人間の内に秘めたる狂気」。

現代社会の抑圧や、生きる上での苦悩や葛藤、そこに潜む「狂気」を「月の裏側」に例えています。

月は自転と公転の周期が同じであるため、常に地球に対して同じ面を向けて回っています。そのため、月の裏側は地球からは決して見えない部分であり、常に闇であると言えます。

確かに月はいつ見ても同じ柄をしてますね

その闇にこそ「狂気」が潜んでいる・・・?

そんな「狂気」を描いたこのアルバムのB面1曲目がこの「Money」という曲。

イントロからレジスターとお金のジャラジャラという効果音が入り、曲に突入するとなんと7/4拍子!

実験精神MAXのこのプログレの名曲は、それでいてキャッチ-なメロディが聴きやすく、シングルカットされ全米13位を記録しました。(メンバーには内緒でシングルカットされたため、激怒したらしい)

曲終盤、アップテンポな4/4拍子に移行し畳みかけるデヴィッド・ギルモアの神々しいギターソロは必聴です。

後光がさしてるぜ!

この曲ではお金を崇拝することの危険性を説いています。

Money, so they say is the root of all evil today

金、それはみんな言う通り今では諸悪の根源さ
       

ところでラスベガスは1946年、ベンジャミン・シーゲルというギャングがホテルを建設しカジノで大儲けしたことに端を発し、その後次々とマフィアがホテルを建設していきました。

そしてそのマフィア達が集客のためにホテルでショーを開催するようになり、そこで呼ばれたひとりが前述したフランク・シナトラです。

まさに金は諸悪の根源です。

真っ黒やね

ただその後は州法の改正により、マフィアはホテルの経営権を手放し、1990年代にはマフィアの介入はほぼすべて払拭されたらしいです・・・が?

アルバム「狂気」のラストにはこんな台詞が挿入されています・・・

There is no dark side of the moon really. Matter of fact it’s all dark

本当は月の暗い側面なんてものは無い。実のところ、そのすべてが闇だ。

つまりはすべては闇(=狂気)であり、ただそこに太陽の光が当たっているだけだということ。

ラスベガスの表に見えているキラキラしたホテルも、ただ大きく、ただ電飾で輝いているだけで、そのすべては闇かもしれません。。。

知らんけど

次回はルート66に戻り次の町へ向かいます!

⇒ 次回、「アメリカ横断記④~素朴な町ニードルズ、西部劇の町オートマン」

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